恐山のイタコたち
霊能者としてもっとも有名なものが、「イタコ」でしょう。イタコは青森県の陸奥下北半島の恐山に集まると知られており、恐山の大祭がイタコに会える機会として多くの相談者が集まります。実はこの「イタコ」も霊感を使用した電話占いに大きく関わっているのです。その昔、イタコの霊感占いは広く認知されており、イタコの元へ問題の解決法を聞きにいく方が多くいたという記録が残っております。しかし現代ではイタコという存在はあまり認知されておらず、日常からかけ離れたものとなってしまいました。さらに、イタコの後継者は少なく、そのためイタコの霊媒文化は衰退の道をたどっております。しかしイタコ文化をここで断たせるわけにはいかないと立ち上がったイタコたち、特に氷白スエ霊能者は知られた存在であり、イタコ文化を守るために電話という現代の道具に注目し、受話器ごしから自身の霊感を使った電話占いを始めたのです。
