ひと口に占いといっても、名前がさまざまあり、あまりにも種類が多いので、驚かれたのではないでしょうか。誕生日から主に占星術を用いて占う「命占」、筮竹やサイコロによってその時限りの偶然的な事象をシンボルとして読む「卜占」、人相などその人自体の特徴からよむ「相占」と「相占」に準ずる、人より勘の強い人やその手の能力に秀でた人によるオーラ視や霊感などは、それぞれまったく別のものです。一つの占いが信じられなくても、他の占いはまるで違うので怪しむだけというのはもったいないのです。自然と当たる占いに辿り着き、これなら当たる、と信頼して事細かに適切な行動を聞ける占い師にめぐり会える人もいるようです。
街角で「占」と書いてある看板を見かけるだけでは、なかなか判らないのが、「それってどんなことをするの?」ということなのですね。電話占いでも一見するとそうかもしれませんが、こちらはそれぞれが使用する占術の種類や当たり具合などについて、事細かに事前に判ることが多いのが特徴です。
ここで、対面鑑定、メール鑑定、電話占いの違いについてご紹介しましょう。対面鑑定は、直接向かい合う形で、占い師の顔と表情、占い方を直接見られる占いです。ですが、インターネットや電話を介するものほど、相手を選べないのが難点といえることでしょう。また、沢山のことを聞くことで課金される場合もありますし、融通が利きにくい特徴もあります。メール鑑定は、親切な占い師のところなら、あます所なく情報を盛り込んで、文章を作成してくれます。互いに情報が少なく、依頼者としても細かな点を補足するような口出しをあれこれできないことが多いため、個人鑑定とはいえ、どうしても一般的でステレオタイプな視点からの鑑定文となりがちです。個性をふまえた主観的な文章にしてほしいなら、馴染みの占い師のメール鑑定などのほうがいいでしょう。
電話占いは1分200円前後で、あらかじめ占い師との通話時間を決定しておけばそれ以上の金額にならない、というシステムを採用する電話占い会社がほとんどで、前払い制は比較的少ないです。その間、殆ど無制限に訊きたいことを聞けるのです。通話が始まったら、占い師に対して、時間上の都合を気遣わず伝えてもいいのです。
占い師の人数も非常に多いです。どうやって選ぶかの参考となるのは、既に説明した使用される占いの種類、鑑定歴、紹介文くらいです。口コミを検索、という手もあります。あまり抽象的でない口コミなら、判断の一つの材料となるかもしれませんね。人が多い分、事前に、数少ない紹介の言葉からではありますが、当たるかどうか、希望に添うかどうか、などを考える必要があります。こうしてみると、自宅にいながら全国の占い師から選べるうえ、時間に比例した定額でたくさん聞ける電話占いが流行る理由がわかってきますね。