昔からよく似ているって周りに言われる、一卵性双生児の私と妹。外見はもちろんのこと、食べ物の好みや好きなミュージシャン、思考や性格までとても共通点が多いのです。甘いものが食べたいと思ったら、妹が学校帰りにケーキを買って帰ってきたなんてしょっちゅう。あろうことか好きになる男性の趣味まで同じで、過去に一人の男性を取り合ってケンカしたこともあります。分別の付く今でこそ、そんなことはありませんが、昔はもう酷かったのです。しかしここで私がお便りする不思議な出来事は、やっぱりその延長線上にあるものだと言って差支えないでしょう。ちょうど4年前、妹が彼氏と一緒に東京旅行に来ると連絡がありました。妹の彼氏がどんな人か、名前すら知りませんでした。実は私も自分の彼からプロポーズされ、「じゃあお互いの彼氏を見せ合うってことで、4人で会おうよ」との誘いにOKをしたのです。彼にとっては義理妹になる相手、私にとってはもしかしたら義理弟になるかもしれない相手、なんだかドキドキしていました。そして待ち合わせ場所で顔を見合わせた4人が4人とも、しばし開いた口が塞がりませんでした。なんと私の婚約者と、妹の彼氏は兄弟だったのです。確かに彼と妹の彼はソックリさん。東京と福岡、よくもまぁこれだけ離れた街にお互い住んでいて、同じ兄弟を彼氏にしたもんだ、と笑い合うとともに、運命を感じていました。結局私たちは、なんだかそのままの流れで1年後に2組同時に結婚式を挙げたのでした。
東京都・女性・32歳・専業主婦
鑑定師の先生から
一卵性双生児の姉妹や兄弟は、心が通じ合うとは確かによく言ったもので、外見だけでなく思考・趣味・嗜好・行動パターンなどが共通する事実があります。実はこの方については後日談があり、鑑定で過去世霊視を行なったところ、いずれも前世でつながりがあったのです。そのときは全員が始めから家族であり強い縁で結ばれていたため、時間を超えた今世でも縁や魂が引き合い4人を再び家族に結び付けたということなのです。