除霊と似た言葉に浄霊と言うものがあります。除霊が霊を取り除く儀式で、浄霊は取り除いた憑依霊を浄化する事を指します。除霊と浄霊の儀式は、二つで対をなすものであり、除霊をすれば浄霊をする必要がでてきます。
これはもちろん電話占いにおいても同じです。憑依霊と言うものは、人そのものだけに憑依して悪さをするのではありません。除霊と聞くと、人に取り憑いた憑依霊を取り除くシーンなどを思い浮かべる方が多いと思います。しかし、実際の憑依霊は人にも建物にも憑依します。建物に悪霊が憑く状態と言えば、少しは想像できるのではないでしょうか?廃墟になった工場跡地や、心霊現象の起こる部屋など、オカルト的な話のなかにも建物に憑依した霊がよく取り上げられていますよね?
有名な心霊スポットと化したトンネルや、道路などもその一例になります。普段の生活にも憑依霊は色々な場所に憑依しているのですが、私達にそこまで悪影響を与えるものではありません。それは、私達の生活圏とは離れた場所であり、普段の生活の中に入り込んでいないからなのです。
話を除霊と浄霊に戻して考えてみましょう。電話占いによる霊視、透視と言った手段で浮き出てきたものが、人に憑依した悪霊だとしたら、この憑依霊を除霊しなくてはいけません。しかし、除霊した悪霊はどこに行くのでしょうか?霊能者によって取り除かれたとしても、その憑依霊は相談者の近くに、土地に、建物に、または再び時を経て相談者自身に憑依してしまうものなのです。そこで必要なのが浄霊になります。
この世に怨念を残し、成仏する事ができずに悪霊となり憑依してしまった霊魂を、霊能者の力によって、然るべき場所に送り届ける。これこそが、浄霊であり、それは除霊とセットで行う重要な儀式なのです。しかし、除霊も浄霊も霊能者により、手法は違います。除霊をしながら同時に浄霊をする方法や、相談者にはわからない内に浄霊まで済ませてしまう霊能者もいます。逆に、相談者に話を聞きながら、その憑依霊が本来帰る場所に導く方法もあります。
霊感占い、電話占いの霊能者は相談者の悩みを解決する事が重要と考えていますので、その時、その相談者の状況、精神状態にまで考慮して、それに応じた方法で除霊や浄霊を行います。霊能者による除霊で本来あるべきあなたの姿が見えてくるのです。