深い悩みや問題を抱き、それを独力で解決できない時、多くの人は占い師や霊能者へ相談したいと考えます。ここで少し気を付けなければならないのが「占いと霊視・霊能者の運命鑑定は違うもの」だということです。
占い師も霊能者も、相談者の深く辛い悩みや不安、問題といったものを解決するためのアドバイスを行ってくれる、大変心強い存在です。しかしながら、行っていることは占い師・霊能者それぞれ全く別のものとなっています。そのため、相談者はその違いをしっかりと把握した上で、自分に適しているのはどちらであるか、を見極める必要があるといえるでしょう。占い師も霊能者の違いは、乱暴にはなりますが、一言で言ってしまえば「スピリチュアルな能力を使うか否か」という部分です。霊能者は自分自身に備わっている霊能力を駆使して霊視を行ったり、守護霊などの霊にコンタクトを取ることの出来る存在です。運命鑑定に関しても、イメージとして映像を感じ取ったり、守護霊などの霊の言葉を感じたりといったことを行い、具体的な問題の解決策を見出す、ということを行います。相談者の抱える問題の本質や原因が、文字通り「視える」といっても過言ではないでしょう。
それに対し、占い師は基本的に霊感を必要としません。生年月日や氏名などに基づいて、筮竹やタロット風水盤などを用い、占法に基づいて相談者の現状を読み解き占うのが占い師です。占い師は霊能者のように、問題の本質が「視える」ということはありませんが、状況や運命の流れといったものを占いによって導き出すことが出来る存在です。そのため、相談者がどのような行動をとり、どのような選択をすればより前向きに生きることが出来るかということをアドバイスできるのです。また、占い師の中には占術師にとって大変重要な「勘」の部分に、霊感を用いるタイプの方もいらっしゃいます。こういう占い師は「霊感占い師」と呼ばれることがあります。
いずれにしても、霊能者の霊視や鑑定と占い師の占いは厳密にいうと違うものです。そのため、その人その人の悩みの種類や、相談者の求める答えの形によって、どちらが適しているか変わってきます。深い悩みを抱いた時や、自分で解決の出来ない問題に直面した場合には、占い師と霊能者、どちらを選べば良いか、しっかり見極めるようにすると、解決への道へより早く辿り着くことが出来るでしょう。
