電話占いとカウンセリングを上手く使い分けるには
専門家と電話で話をして、自身の悩みについてサポートしてもらうという意味では心理カウンセリングと似ているところがあります。では占いと心理カウンセリングがどう違うのかを見ていきましょう。
心理カウンセリングは精神科医や臨床心理士など、医療の資格を持った専門の人が行います。そのため、医学的なノウハウや論理的なアプローチに基づいた合理的な方法で相談の解決を目指すものです。精神科や心療内科の診察において、患者の相談内容をよく把握した後に、原因を特定して解決を目指すのが一般的な方法でしょう。さらに、その結果を分析して、ある程度のパターンをわけることで、似たようなケースのときに別の人でも同じような方法を取って応用することが可能なのです。その経験や実績が多くなればなるほど医療の面でも発展することになり、多くの人へ成功例を実践していくことも目指しています。つまり、個人のケアをすることはもちろん、将来的には人類全体の問題解決に向けて日々進歩しているといえるのが心理カウンセリングです。
それに対して占いや超能力といった方法は、生まれ持った霊感や特殊な修行で身に付けたスキルなどによって、超自然的なアプローチでトラブルの解決を目指します。合理的に物事を考える人には納得しづらいことかもしれませんが、霊的なものに少しでも理解を持っている人には効果的ですね。自分の理解を超えることでも、その意味や仕組みを少しでも受け入れることができるならば、これ以上にすぐれた治療はないのかもわかりません。
また電話占いに限らず占い全体にいえることは、そのアドバイスがその人個人に通用するものである場合が多いことです。占いごとの細かい鑑定方法によっても異なりますが、自分で鑑定のための要素を選ぶパターンは実にたくさんの可能性が秘められています。例えば名前や生年月日をはじめ、ランダムに用意されたものから選んだカードや無作為の行動から導き出されるものがそう。選ぶ人によっていくつもの可能性があるものから内容を判別するものである場合、その可能性は無限大です。その中から自分だけの鑑定内容を受けられると思えば、その特別感は心理カウンセリングの比較にならないほど大きくなります。それだけ自分にとって価値のある内容のことであるならば、信憑性や信頼感も増すことでしょう。不確定要素がたくさん絡むものであればあるほど、不可思議な雰囲気も重なっていき、その鑑定が自分にだけ用意されたオリジナルの結果であると信用するに足る結果を招くことになるのです。簡単な話、大吉・中吉・吉・凶しかないおみくじよりも、○○○番の吉であるとわかった方が、特別感があっていいですよね。それと同じことです。
また、悩みの内容というのも両者で大きく異なることが考えられます。心理カウンセリングの場合、ストレスが原因の体調不良や日常生活における不安などから心身にもたらされる異変を診断します。つまり原因がわかりやすく、その対処法もある程度の見通しがつくタイプのものが多いことでしょう。それに対して占いをしてもらうときに話す内容は恋愛相談だったり人間関係についてのことだったり、解決するのには一筋縄ではいかないようなものばかり。同じ先生でも医者ではなく占い師でなければ対応しづらいことも受け入れてくれます。同じプライベートの悩みであっても、心理カウンセリングと占いではその診断結果が変わってくることもありえるのです。デリケートな問題に関して話しやすいのは果たしてどちらでしょうか。もし、悩みを誰に相談するべきか迷ってしまったときは人気占い師という選択肢を含めて見るのも良いでしょう。そのあたりも含めて自分の悩みと向き合ってみてください。