電話占い体験談独りぼっちの子供の前に現れて、消えてしまった小さな妖精の話。

“ド”が付く田舎で過ごした中学生の頃でした。全校生徒合わせて10人にも満たない学校に馴染めず、授業後すぐ家へ帰る生活でした。住んでいた家の裏手には綺麗な池がありました。私は家から椅子を持ち出して、池のそばでボーッとしたり読書したりして過ごしました。そんなある日、いつもと同じように池のそばで読書をしていたら、視線を感じ振り向きました。すると池のちょうど真ん中辺り、緑色のユラユラ揺れるものが立っていたのです。思わず本を落としました。水草とか、鳥とかに見間違うはずもありません。だってそれは人の形をしていたのですから。緑色の服を着たそれは、テレビや漫画の中で見る妖精そのものでした。鳥の羽のように見える、光が放出されていました。次の瞬間、私は彼女(だと思います)の声を聞いたのです。“話す”と言うよりは直接頭の中に“伝わる”という感じ。それから毎日、私と妖精との会話は続きました。言葉にしなくても、私の心の声に妖精は返事をしてくれました。不思議で楽しい一人の毎日を過ごしました。でもある日、同じ学校の年長の男子生徒から告白されたのです。私の初恋ですね。“付き合う”なんて言葉の意味もわかっていませんでしたが、とても心がドキドキしたのを覚えています。そのことを妖精に話そうと、池に向かいましたが、妖精は二度と私の前に現れなかったのでした。

埼玉県・女性・26歳・ショップ店員

鑑定師の先生から

妖精の姿を見た時期は、幼い頃ほどその数は増えています。無垢で純粋な霊性をしている時期だからでしょう。みなさんから聞く妖精の姿が一定しないのは、妖精が体験者の状況や心理状態を反映した姿を取ったからだと言えます。今回のご報告で妖精が緑色の姿をしていたのは、体験者の精神が日々緊張を強いられていたことに依ります。また、好きな人が出来た直後に妖精が姿を消したことで、体験者から出ていた満たされた恋愛のオーラを妖精が感じ取り、ひとつの役目を終えたと受け取った結果であるとわかります。この先、再び妖精の姿を見ることはないでしょうが、たとえ見えなくても、いつもあなたのそばに存在するということを覚えておいてください。

電話占い紫苑

鑑定師の紹介綾人先生所属先:電話占い紫苑

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