運命の相手だと思える相手と出会った時、その人にはすでに婚約者がいた。すでに結婚していた。これは、早い者勝ちの法則だからあきらめなければならないのでしょうか。相手の婚約者や結婚相手よりも、絶対に自分のほうが相手を愛している、絶対に相手を幸せにしてあげられる、そう強く感じているのに、順番だからと、引き下がらなければならないのでしょうか。いいえ、そんなことはありません。出会いの順番が遅かったからといって、この世で唯一無二のあの人をあきらめなくてもよいのです。
電話占いを利用して、占い師に相談をしたことがありますか。電話占いで相談にのってくれる占い師は略奪愛のことをよく知っています。それは電話占いに略奪愛の相談が沢山寄せられるから、というのもひとつの理由です。略奪愛の事情は人それぞれで、理由も状況も異なっています。電話占いをしている霊能者たちは、略奪愛における人のパートナーを奪うという行為に秘められた強い感情を一つずつ箱にしまうように整理し、新たな相談がくればその箱を開けて組み合わせるように、状況に応じた霊視や秘術を使い分けているのです。
高い霊能力を備えている占い師は、他人の心のエネルギーを無意識のうちに、常に感じ取っています。美しい心のエネルギーを受け取る時は、そのエネルギーは占い師の良いパワーに増幅されます。けれど反対に、哀しい、つらい、悔しい、困った、もうどうにでもなればいい、生きているのもいやだ、などというマイナスのエネルギーも感じ取ります。占い師は霊能力を使ってこのマイナスのエネルギーをプラスのパワーに変えているのです。
電話占いに略奪愛の相談をして来る人は、必ずこうした強いマイナスのエネルギーを持っています。好きで好きでしかたがない。人のものだと分かっていても、愛しい気持ちを消す事ができずにいるのです。思い通りにならない悔しさと悲しさ、相手のパートナーに対する憎しみが込められたエネルギーが大きなマイナスの力となっていることは、占い師にはすぐに分かります。相談者が電話占いで話し始めた時は冷静なフリをしていても、占い師と話を続けるにつれて感情があふれ出して止まらなくなることでしょう。
電話占いの向こう側にいる占い師は、自分の霊能力で相談者のその強いマイナスのエネルギーを受け止め、略奪愛を成功させるためのプラスのパワーに変えて、祈念を込める秘術を行なっているのです。