霊感能力・霊視能力、実は誰でも持っています。
人気占い師さんは、たとえば電話占いであれば、主に霊視、霊感の能力を活用しているとされています。霊視能力とか霊感能力というものは、目に見えないがゆえに、それが本物なのか偽物なのかという議論が必ずついてまわります。テレビでもショーとして、タレントの隠し事を言い当てる霊感占い師さんが登場したりして、「当たった!」「外れた!」とにぎやかな番組が時々、放送されます。目に見えない能力でありながら、テレビ「ショー」としてしかマスコミがとりあげないものだから、ますます、おもしろおかしいイメージだけが独り歩きしてしまいます。
でも、私たち自身だって、実は、真剣に霊視・霊感能力を使用しながら生きているのです。おばあちゃんから「あそこの山にはたたりがいるから登らないように」と言われたら、やっぱり登らないでしょう?登るのであれば、友だち大勢とイベント的に登りますよね?この「登らない」と判断する背景に、私たちの無意識の霊感・霊視が作用しています。霊感・霊視能力がゼロで、まったく霊感を信じていないのであれば、ひとりでどんどん山に登るでしょう。
つまり、マスコミでこの人気占い師さんは、当たる占い師さんだ、外れる占い師さんだとおもしろおかしく報道されたところで、霊感は誰もが視覚・聴覚を活用して暮らしているのと同じレベルで使っている能力であり、人は時に「聞き間違える・見誤る」のと同じように、時には間違うこともあるというだけのことです。こういうことから言えば、人気占い師さんは特別な霊感・霊視能力に恵まれている人であるとよく世間で言われますが、実は「人のために霊感・霊視能力を使うことができる人」であると厳密な定義ができそうです。
仏教の世界と気功の世界
誰もが潜在的に持っている霊感・霊視能力は、どこで私たちが手にした能力なのか?あるいは「電話占いにおいて本当に当たる人気占い師さん」は、霊感・霊視能力という見えない能力をどうやって磨いているのか?これは、日本においては仏教と関係があるという専門家の見方もあります。簡単に言えば、毎日お経を唱えるのがお仕事のお坊さんは、目に見えない人々の供養をしているわけであり、供養を続けることで、見えない人々の存在を積極的に認め、彼ら/彼女らを慰め、魂を成仏させているわけです。
電話占いにおける人気占い師さんのなかにお坊さんがいるというのは、こういうことです。仏教はひとつの複雑な学問体系なので(だから佛教大学があったり、駒沢大学に仏教科があったりする)、学問が苦手な人も当然出てきます。そういう人気占い師さんのなかには気功をやっている人もいます。
あなたにもできる!霊感の高め方
気功は、いまの日本では若い女性がヨガと称して、熱心にやっている人も多いと思います。ヨガは、気の流れを一定にして、宇宙エネルギーと交信をする作法のひとつです。こういう修行を通して、誰でもが潜在的に持っている霊能力に磨きをかけることができ、霊感が高まると指摘する専門家もいます。
ヨガは近所のカルチャースクールなどでも、比較的安価に体得できますので、もしもあなたがヨガを毎日やりたいのであれば、あなたも霊感を高めることができます。ヨガのポーズのなかに、まっすぐに立って、てのひらを点に向けて両手を広げるポーズがありますが、あれは宇宙と交信する時のスタイルです。
「今日も生かしてくれてありがとうございます。太陽のパワーを今日もいただきます。このパワーは世のため人のために大切に使います」という意味が込められているポーズです。たとえば、こういうポーズを毎日とることで、人の霊感は強くなります。しかしながら、体得した霊感を人のために使う能力と、霊感が強いというのは、また別です。
非常に聡明な学者が、学生たちを前にして眠たく聞いていてもちっともわからない講義をするように、「知っている」のと「人に伝える能力」というのは、まるっきり別なのです。電話占いにおける人気占い師さんは、霊感・霊能力をよく知り、人にわかりやすく教えることができるという、2つの能力が要求される、ある意味では非常にしんどい方々なのです。そういう意味合いにおいては、(電話占いの人気占い師さんの肩を持つわけではないですが)電話占いで、どんな占い結果が人気占い師さんから出てきても、謙虚に聞くべきではないでしょうか?