テレビやなんかでスピリチュアルの話題を知り、のめり込んでしまいました。この歳になってこんなにも夢中になれるものがあるなんて、自分でも驚きです。中でも興味深く、本まで買って勉強したのが、“オーラ”についてでした。オーラは訓練次第で見えるようになると本に書かれてあったので、私にもできるかもしれないと思ったのです。と言っても、私は昔からまったく幽霊を見たことも霊感も無くて……。お香による浄化と瞑想を主に取り入れたのですが、三ヶ月間は変化の兆しがまったくありませんでした。もうあきらめようと思い始めた半年後、ふと自分の指先を見てびっくりしました。なんと人差し指の先から、緑色の煙が出ていたのです。いえ、よくよく確かめるとそれは煙ではなく、それこそ私のオーラが揺らいでいるのでした。そこからなんとか集中のコツをつかむことができました。やがては腕全体の周囲、そして上半身のオーラの色と重なりを見ることができ、やってみようと決心してから3年近くかかって、人を包み込むオーラの全体像を見ることができるようになりました。もちろん、調子が良いときに集中すれば周りの人のオーラもじっくり観察できました。たとえば同じ赤色でも、揺らぎのリズムとか色の強さ、他の色との層の重なり具合などで、その人の性格や趣味嗜好が読めるというのも実感できました。やっぱりオーラが類似している人は、行動パターンも性格も似ていて、なんだか面白いものです。
長崎県・女性・45歳・自営業
鑑定師の先生から
霊感がない、幽霊を見たこともない、直感も鋭くない、そんな人でも霊性が高まり第六感に相当する能力が発現することがあります。この方もそういったタイプの一人と言えます。もちろん、すべての方が同じ能力を手に入れられるとは限りません。ご承知の通り、私たちは不可視のオーラを常に身体の周囲に放出しています。体調、精神状態、周囲の環境によって、その色や層、動きに変化が表れます。オーラリーディングを得意とする霊能者は、オーラの詳細を霊視して、現状と未来を言い当てるのです。