どうして分かるの?霊視の仕組みイタコの持つ霊感、口寄せ

さて、口寄せ、という言葉を聞いたことがあるでしょうか。巫女やイタコなどが、生霊、死霊、ご先祖としてあがめられる神などを、依りましのように、降霊すなわち憑依させ、霊のかわりに喋る、というスタンスで語ることをいいます。これは、昔ながらの降霊術の一種とされています。様々な巫女によって古代帝国時代から続けられてきた、定番の霊能力信仰の源です。青森県のイタコがやはり有名なのですが、地域によって、あるいは国や宗教によって色々です。口寄せには、降霊すなわち憑依してきた霊といわれる霊の種類により分類にされる、2、3のやり方があります。

よくイタコがする、といわれるところの、死霊のメッセージを伝えるタイプの口寄せのことは、仏口といわれています。生きている人間や、葬儀がちゃんと終了していないさまよえる死霊を口寄せすることを、生口といって区別します。コノハナサクヤヒメノミコト、といった日本神話上の神霊を降霊すなわち憑依させるタイプの口寄せのことを、神口といいます。

さて、日本三大霊場の1つ、恐山にいるとされるイタコ。氏子たちの寄り合いや、お祭りの際など、死者や祖霊の言葉を伝える者としてよく登場していたといいます。そういった霊場付近ならではの、霊の言葉を伝える口寄せばかりをするのではない人も中にはいるようです。亡くなった人への思いを受け止めてくれるかのような、心理カウンセラー的な側面をも持つ人もいるのです。心情を読み解く才能に恵まれ、その能力も機敏に駆使しつつ、巧みなまでに相談者の悩みをひも解き、あるときは死者との、又あるときには祖霊や生きている人との、思念伝達の仲介をしてくれるのです。

© 当たる電話占いランキング

一覧へ戻る